〜いざという時、頼りになる長男〜
長男が赤ちゃんだった頃、正直なところ、毎日がしんどかった。
抱っこしていないと泣く。
寝ない。
ミルクも飲むのが下手。
母乳も足りないと言われて、ひどく落ち込んだ。
一人目で、分からないことだらけ。
毎日が憂鬱で、イライラして、
まだ何も分からないはずの息子に怒ってしまうこともありました。
不妊治療までして、
あんなに欲しくて欲しくてたまらなかったのに。
「こんなはずじゃなかった」
そう思ってしまう自分に、また自己嫌悪する毎日でした。
里帰りを終えて、生後2ヶ月で自宅に戻ってきてから、
少しずつ長男はまとまって寝てくれるようになりました。
それと同時に、私にもほんの少し、ホッとできる時間ができました。
赤ちゃんの頃から、長男はとにかくパパが大好き。
一方の私は、イライラして怒ってばかりで、
「私のことは好きじゃないんじゃないか」
「私の存在って何なんだろう」
そんなふうに思ってしまうこともありました。
そんな時、義母がふと口にした
「パパが一番大好きだよねー」
という何気ない一言。
悪気がないのは分かっていたけれど、
当時の私にはとても辛くて、胸に突き刺さりました。
今思えば、本当にちっぽけなことなのですが、
あの頃はそれだけで泣きそうになるくらい余裕がなかったんだと思います。
長男は、よく食べ、元気に成長しました。
とにかく動くことが大好きで、
小さい頃はこだわりが強くて、少し心配になったこともあります。
でも、決めたことは最後までやり抜くタイプ。
納得するまで練習して、コツコツ頑張る。
その反面、しつこいし、根に持つ(笑)。
……完全に私似です。
外では「しっかり者」と言われることが多い長男。
先生や周りの人からも、そう言ってもらえます。
でも家では、いろんなことをやらかすし、
妹にキツく当たったり、兄妹喧嘩は日常茶飯事。
忘れ物も多いし、
「あとでやる」「分かった」と返事だけして、
結局やらないこともよくあります。
(これは親のせいも大きいと思ってます。笑)
それでもやっぱり、長男は優しい。
周りのことをよく見ていて、
人の気持ちを考えたり、気遣ったりできる子です。
親の私が言うのもなんですが、
彼の周りには自然と人が集まります。
どこに行っても、わりとすぐに人と関係を築くタイプ。
そして、なぜか「イケメン」と言われる(笑)。
息子のおかげで、私自身もママ友ができたり、
人とのつながりが増えました。
初めて声をかけてもらう時、
必ず息子の名前や話題が出てくるのも、今では嬉しい思い出です。
今はまだ、学校のことも、友だちのことも、
なんでも話してくれる。
寝る前には「ぎゅー」して、
おやすみのほっぺにチュッとしてくれる(笑)。
いつか、そんな時間もなくなるのかもしれない。
そう思うと少し寂しいけれど……
もうしばらくは、そのままでいてね。

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